スカート丈調整はこうやっています。
フレアースカートはラインが綺麗だとお褒めいただいております。
私のフレアースカートは、
バイアス取り(生地の裁断方向を斜め45度)にしているから均等にヒダが出て、
生地のしなりでウエスト回りの生地のボリュームが落ち着やせ効果あり!
ここまではどこでもやってるっちゃーやってる。
誰でもできるよ。
私のところに来て下さるお客様、セミオーダーでカスタマイズされる方多いのです。
また、使用後に「ウエストを少しきつかったから直して」というのもお受けしています。
ウエスト回りは後から直しても綺麗に収まるように、パターンや縫製工程を2年かけて完成させたの。根元がオリジナル。
このオリジナルは少々難しかったようで、日本で依頼した工場ではぐちゃぐちゃに上がったり、出来ないと言われたり。なれれば早いんだけどね…
フレアーはラインが命でしょう。その2年間いろんな生地で作りながら、少しずつフレアーのラインを各サイズパターン修正しまくったので、自分でもOK!綺麗だ!を思って送り出しています。
ところが、ベースの72丈に合わせているので、丈が10㎝近く変わるとさらに修正しなくてはなりません。長くなればなるほど伸びダレて変形します。パターンは何個も作れないので生地をチョイチョイ。
総72㎝+10㎝(総丈82㎝)の場合
まず、丈を10㎝プラスして裁断。
一度生地を持ち上げて生地の重みで垂らす、平らにして長く伸びた部分を確認。
後が長くなりやすいので、総丈、前後差を確認しながらラインの撮り直し。
こんな感じ↓ 丈伸ばし+15㎝ぐらいの写真
前後つなげて歪なラインをハサミでカットします。
この生地はあまり垂れない生地だったので丈の長さはほとんど変わりなかったですが、はやり歪だったので少し整えています。
さらに縫製は裾を残して最後に再度総丈を確認してご依頼の丈になるように。
シンプルだからこそ、ここはこだわりたいです。
そして、裏地も丈伸ばし量に合わせて適量の長くする。
総丈72㎝-10丈詰め(総丈62)の場合
72㎝のパターン生地が垂れる分少し短く作っているので、そのまま-10㎝裁断すると短くなるので、型紙通りに裁断して、8.5~9cmさらにカットする感じ。
短いは短いでラインが変わってくるのです。同様にハサミでライン修正。
そして裏地も適量詰める。
さらに縫製は裾を残して最後に再度総丈を確認してご依頼の丈になるように。
結構手間かかっているでしょ。
量産品と比べ、1着ずつ裁断するには労費かかっちゃいます。
こうしたら良くなることが分かればさらに何手間もかける。
顔は見れないけど、綺麗に着こなせてるお客様が想像できる。
量産品と同じぐらいのの価格で売りたいのだけど
大人の先生に
ここまで時間かけて量産品の価格と一緒じダメだよ!!!!
ってー怒られちゃったーーーーーーーー。
確かにーーーーーーーーーー。
分かるよーーーーーーーー分かるけど。
セミオーダーオプション 1000円ぐらいです。
お安いでしょ。
お気軽に試していただきたい。
今後、何か変わるかもしれません…
やるからには良いと思うものを作りたいし。
とにかく
頑張ります!
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